本大会では通常のプログラムに加えて、国際交流、産学連携、若手研究者育成を目指して以下のプログラムを企画しました。
3S06a ビックデータは神経科学を変えるのか?
1S04e 神経発生生物学の新たなフロンティア
3S04e 若手研究者が考える基礎臨床連携研究とは?
該当する演題には産学連携ロゴマークが表示されています。
学部学生によるポスター発表の中から特に優れた演題を選出します。 8月1日(火)のポスターセッションで審査し、8月2日(水)14:00より第1会場で表彰式を行います。また、大会ホームページでも受賞者を掲載します。
「持続可能な神経科学のためのIDBE(アイドビー)」
「私たちが見ないものは、存在しないと思い込んでしまう。それは破壊的な思い込みです(作家オクティヴィア・バトラーの言葉)」 多様性に欠けた神経科学コミュニティは、多様性に富んだ将来を築くことのできる若手研究者の芽を摘み取りかねません。このミニシンポジウムでは、多様性のある神経科学学会を育むために「IDBE(アイドビー)」(Inclusion, Diversity, Belonging, and Equity)の考え方を紹介し、活躍する若手研究者の体験からIDBEについて議論します。IDBEを推進することで、背景やアイデンティティに関係なく、誰もが貢献し繁栄する機会を持つ神経科学コミュニティを目指します。
Inclusion(包括性):多様な個人が歓迎され、尊重される環境を創造すること。
Diversity (多様性):人種、民族、性別などの個人の違いを受け入れること。
Belonging(帰属感):すべての個人が繋がり、助けられ、権限を持っていると感じる環境を育むこと。
Equity(公平性):公平な待遇、機会、結果を確保すること。
Travel Award を受賞して来日した海外からの若手研究者と共に、ポスターを用いて研究の議論を行います。
交流会では軽食を用意します。食事をしながらオープンな雰囲気の中、研究議論や自己紹介などを行ってください。
※このプログラムは日本語で開催されます
東日本大震災から12年を経た今日、被災地における社会インフラや経済活動は回復しつつあるものの、被災住民の心理的ストレスへの対策は今なお大きな課題として残っています。福島県では東京電力福島第1原発事故との複合災害となり、その住民のメンタルヘルスの問題には独自の性格がみとめられます。
その一方で近年、神経科学の領域では目覚ましい進歩・発展があり、科学的エビデンスに基づく心理的ストレスへの対策が実現しつつあります。私たちは、心理的ストレス発生のメカニズムや増強因子などについて、この大震災からなにを学んだのでしょうか?その教訓を、東日本大震災からの復興と将来発生し得る被災住民の心身の健康回復のために、どのように活用すればよいのでしょうか?科学の視点から考える震災復興と将来展望について、情報発信します。
このような災害後のメンタルヘルスへの科学的アプローチは、コロナ禍やウクライナ危機など、今まさに世界で生み出されている苦難に対する市民のレジリエンスの理解や現代社会における私たちの共生のありかたに対しても、新たな視点を与えるものと考えられます。
このイベントは、科学研究費助成事業(科学研究費補助金)のうち、研究成果公開促進費「研究成果公開発表」(課題番号23HP0019)の交付を受けて運営されています。
※このプログラムは日本語で開催されます。
最先端の脳研究を、驚きのわかりやすさ、面白さであなたに!
2015年に始まって以来、好評を博してきた「脳科学の達人」シリーズ。今年は脳科学と精神医学で活躍中の4名の研究者が登壇し、それぞれの研究のリアルな面白さを語ります!
YouTubeの「脳科学の達人」チャンネルでは過去の講演も視聴できますので、ぜひご覧ください。
[現地参加をご希望の方]
[オンライン視聴をご希望の方]
ZoomおよびYoutubeでの視聴が可能です。大会ホームページよりご視聴ください。
オンライン視聴は事前参加登録不要です。
このイベントは、科学研究費助成事業(科学研究費補助金)のうち、研究成果公開 促進費「研究成果公開発表」(課題番号23HP0022)の交付を受けて運営されています。
今年で6回目になったランチョン大討論会。これまでに毎年、「脳科学は次の10~20年に何をどう目指すべきか?」についての議論を行ってきました。今年は、主に「どう目指すか」に焦点を当て、日本の脳科学を元気にするために研究費とキャリアパスはどうあるべきか、などについて、フロアの参加者の皆さまも交えて議論を行います。研究者が研究にじっくりと集中できる環境をつくっていくにはどうすればよいか、ご一緒に考え、実現していきましょう!